教雲寺の阿弥陀さま

Amida-Buddha

The central Buddha of Pure Land Buddhism. The Larger Sutra describes how Bodhisattva Dharmakara, after making Forty-eight Vow and performing the eons of practice necessary to culminate them, became Amida Buddha and established a land where sentient beings can attain birth through calling the Name of Amida Buddha with the entrusting heart.
“Amida” comes from the Sanskrit “amita” which stands for “amitabba (infinite light)” and “amitayus (infinete life)”.
In the Tannisho and other Japanese works, the name sometimes appears in its abbreviated form, Mida.

阿弥陀如来さま

ご本尊は「阿弥陀如来(あみだ・にょらい)」さまです。阿弥陀仏ともいわれ、「阿弥陀さま」と親しみをこめてお呼びすることもあります。阿弥陀如来さまについて、『仏説無量寿経』には法蔵菩薩の物語として描かれています。はるかはるか昔に、法蔵菩薩という修行者がおられました。法蔵菩薩は、すべての生きとし生けるものを分け隔てなく、みな救いたいと願われました。その願いを実現するために法蔵菩薩は修行を重ね、やがて阿弥陀如来という仏に成られました。阿弥陀如来は南無阿弥陀仏という名前の仏となって、私たちにはたらきかけてくださいます。

わたしは南無阿弥陀仏
名前の仏です

名前に慈悲と智慧を詰め込んで
あなたに届き
いのちに満ち満ち
声となり響きましょう

南無阿弥陀仏

わたしは南無阿弥陀仏
名前の仏・阿弥陀如来

教雲寺は浄土真宗のお寺です。浄土真宗のご本尊はみな「阿弥陀如来」さまですが、阿弥陀如来さまがどのような仏さまかということは、そのお姿やお飾り(お荘厳)に表れています。

お飾りである蝋燭の灯は「ひかり」を象徴し智慧のはたらきを表します。お花は「いのち」を象徴し慈悲を表しています。

教雲寺の阿弥陀さま

一般に、お仏像には仏さまの身体的特徴が表現されているといいます。その身体的特徴は「三十二相八十種好」といい、広長舌相(こうちょう・ぜっそう)や頂上肉髻相(ちょうじょう・にくけいそう)、眉間白毫相(みけん・びゃくごうそう)などがあります。

教雲寺の阿弥陀さまは、江戸時代の仏師である渡辺康雲(わたなべ・こううん)によるものと考えられます。2020年の本堂内陣の修復工事にともない、ご本尊である阿弥陀さまに移動していただく「遷座(せんざ)法要」が勤められました。その際に阿弥陀さまの細部を目の当たりにすることができ、足駄に「康雲」の落款と墨書き銘を確認することができました。

普段は内陣中心の須弥壇(しゅみだん)の上に安置され、真近でお顔を拝見することは難しくなっています。しかし、お寺の内陣というお浄土をあらわした舞台での阿弥陀さまもまた美しく荘厳です。ご法座の際や近くにお越しの際は、ぜひ阿弥陀さまにご挨拶されてください。